睡眠時無呼吸症候群とは?
睡眠中に、呼吸が止まったり弱まったりすることで、酸素不足、睡眠の障害、血圧の変動などが生じる病気です。
睡眠時無呼吸症候群には次のタイプがあります

  • 空気の通り道(気道)が塞がって起こる「閉塞型」
  • 脳や心臓の異常で起こる「中枢型」
  • これらが組み合わさった「混合型」

原因は?
多くを占める閉塞型は、肥満による脂肪の蓄積、扁桃の腫れ、小さな顎、などにより気道が狭くなることで起こりやすくなります。

どのような症状がありますか?
以下のような症状が見られます。ただし重症でも症状が乏しい場合があります。

  • 日中に強い眠気がある
  • いびきが大きい
  • 睡眠中に呼吸が止まる
  • 夜間に何度もトイレに起きる
  • 朝起きたときに疲れが取れていない、頭が重い
  • 朝の血圧が高い

放置すると?
睡眠時無呼吸症候群を放置すると…

  • 生活習慣病の悪化
  • 心筋梗塞や脳卒中の発症の増加(重症の場合)(Marinら, Lancet, 2005)
  • 日中の眠気による事故のリスク

などにつながることが知られています。


必要な検査は?
睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合、まず自宅にて簡易検査を行います。無呼吸が頻回だった場合は1泊の入院で精密検査終夜睡眠ポリグラフ検査)を行い、病気の状況をより詳しく調べ、治療の方針を決定します。

[簡易検査]
指と鼻にセンサーを装着し、睡眠中の呼吸状態を調べます。
(費用:2,700円)

[終夜睡眠ポリグラフ検査]
夕方から翌朝までの1泊入院で行います。呼吸だけでなく、脳波、心電図、筋電図なども測定し、無呼吸の種類や程度、睡眠の深さ、体の向きや動き、などを調べます。(費用:約26,000円)


治療法は?

[CPAP治療]
中等症以上の方はCPAP(シーパップ、経鼻的持続陽圧呼吸)による治療を行います。マスクを装着して空気を送り込み、気道の閉塞を防ぎます。費用は月額約4,300円です。治療開始時は月1回の受診が必要ですが、治療が安定し、かつ他に検査や治療が必要な病気がなければ、2〜3ヶ月に1回の受診となります。

[マウスピース治療]
軽症の方ではマウスピース(口腔内装置)による治療を検討します。歯科に作製を依頼し、就寝時に装着して下あごを前に出し、気道を広げます。

CPAP治療


当院の診療の特徴

  • 簡易検査から精密検査・治療まで、一貫して対応します
  • 生活習慣病(糖尿病、高血圧、脂質異常症)など合併症の診療も同時に行います
  • 病状に応じた通院間隔の調整を行います(1〜3ヶ月毎)

当院の実績
PSG件数(2025年度):189名
新規CPAP導入数(2025年度):157名
CPAP使用患者数(2026年3月31日時点):1238名