医療法人社団 日鉱記念病院
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院内講演会及び集団患者指導開催


平成29年8月10日(木)、当院新館3階講堂にて第8回院内講演会および集団患者指導を開催しました。今回のテーマは「静脈血栓症〜いわゆるエコノミークラス症候群〜について」で12名の方に御参加いただきました。

遠藤医師講演中

 午後2時から副院長 遠藤正人が静脈疾患についての概略をお話ししました。

  • 静脈は動脈と違って血圧が低く、壁の薄い血管である
  • 脚から心臓まで血液を戻すためには下肢の筋肉運動による補助が必要である
  • 体表近くにある表在静脈と奥にある深部静脈に大別され、前者の異常は血流の逆行による静脈瘤であり、発生頻度が高いが血栓症に比べて危険性は低い
  • 長時間の座位、過度の安静等で発生する深部静脈の血栓がエコノミークラス症候群の本態であり、肺塞栓症を引き起こすことで生命にまで危険を及ぼすためその予防が重要となる

  • 大竹講演中


     続いて午後2時40分から看護部 外来看護師 大竹明美より「静脈血栓の予防〜足・脚を動かしましょう〜」という演題で講演しました。基本的予防法では「運動」「マッサージ」「足の挙上」「水分補給」「冷えを予防」の5項目を挙げました。「運動」の項目では、長時間座りっぱなしの場合でも運動することが重要と説明し、座ったままでもできる運動を体験してもらいました。また理学的予防として弾性ストッキングの使用を推奨し、その機能説明や使用のポイント、サイズの選び方等を説明しました。

    検査科講演中


     午後3時から検査科 検査技師 桜庭満枝が「抗凝固薬服用時の検査について」という演題で講演しました。抗凝固薬服用時は血液が固まり難くなっており、出血した際に止血が難しくなります。これを緩和するために、抗凝固薬を服用している患者は凝固能検査を行い、血液の固まる時間を測定し、服用する抗凝固薬の量を調整すると説明がありました。また抗凝固薬服用時の日常生活における注意点を説明しました。

     質疑応答では、積極的な質問が出され、参加者の高い関心が示されました。
     参加者アンケートの結果では、「通常の外来での看護師による患者指導について」という問いに対して、「指導が不足している」等の意見を頂きました。今後の参考にさせて頂きたいと思います。貴重なご意見を頂き有り難うございました。
    アンケート結果PDFPDF


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